ライトレビュー【FENIX FD65】
ズーム調整機能付きの3800ルーメン爆光ライトです。
このランクでフォーカスコントロール可能なライトはあまりないので、試してみたくて購入しました。
☆付属品
ホルスター、ランヤード、予備Oリング、ワランティカード、説明書です。
説明書は数ヶ国語対応ですが、やはり日本語は無し。
Fenixの付属のホルダーはショボい物が多いのですか、今回は比較的まともでした。
☆ライト本体
安定のFENIX品質…作りや仕上げは文句のつけようがありません。派手さはありませんが高級感があります。
レンズの仕上げも惚れ惚れするくらいとても美しいです。
ズーム調整機能の操作はヘッドのリングを回し、ヘッドを前後させます。
右に回すとワイド、左に回すとスポットになります。
このリングが最初はかなり固い
のもこのシリーズのお約束。
一度回してしまえばあとはほど良い固さになります。
ズームの保持力の高さも◎。
難点としてはテール側のバッテリー端子の形がすべて同じことです。
バッテリーの装填は四本の+と-を互い違いにいれ、本体に向きの記載もあるのですが、この仕様だと間違える可能性大。…つうか僕は間違えました。
…ちなみにバッテリー逆接保護機能ありなので間違えても安心です(^_^;)
☆スペック
(最大光束/最大光度/照射距離)
・スポット時…3800lm/42000cd/410m
・フラッド時…3800lm/1850cd/86m
…各光束毎の細かい数値が公表されています。
☆操作方法
・スイッチは左右の2つ。
・間欠点灯はできません。
・点灯…どちらかのスイッチを0.5秒長押し。右→high点灯。左→low点灯
・消灯…どちらかのスイッチを0.5秒長押し。
・調光…点灯中にスイッチをクリック。
右は明るさ上昇、左は下降。
モードはeco/Low/med/High/turbo
・ストロボ…右スイッチを1.2秒長押し。その後どちらのスイッチをクリックで直前の状態に戻る。
・SOS… 左スイッチを1.2秒長押し。 その後どちらのスイッチをクリックで直前の状態に戻る。
・ロックアウト…左右スイッチを2秒同時長押し。解除も同様。
…多少複雑ですがボタンの配置もあってか直感的に使えるわかりやすいULです。
☆他機種比較
O社【 Intimidator II 】…3200lm/ 18000cd/268m
※単焦点型
K社【G30】…2450lm/12100cd /220m
※単焦点型
左から【FD65】【 Intimidator II 】【G30】※一枚目フラッド、二枚目ズーム
上から 【FD65】【 Intimidator II 】【G30】
※FD65はフラッド照射
上から 【FD65】【 Intimidator II 】【G30】
※FD65はスポット照射
左から【FD65】【 Intimidator II 】【G30】
※FD65はスポット照射
(画像5枚目)
【FD65】※フラッド照射
(画像6枚目)
【FD65】※スポット照射
(画像7枚目)
【 Intimidator II 】
(画像8枚目)
【G30】
(画像9、10枚目)
【FD65】※18650×2本
FD65は比較2機種と比べて大きめ…ズーム機能を搭載した分のサイズアップでしょうか。
人によっては若干手に余るサイズかもしれません。
光色はNWです。
フラッド照射の配光はくっきりしたキレイなフラットです。
但しズーム式特有の中心部の暗さは本機にも見られました。
スポット照射では太めのしっかりしたスポット光に加えて周辺光も明るくてやや広目に広がるので使いやすいパターンです。
また、このスポット照射ですが、目一杯ヘッドを左に回した時より多少右に戻した辺りでスポットが一番絞られました。
これは仕様なのか個体差なのかは不明です。
発熱は緩やか…短時間の照射でしたが、撮影中もあまり熱くなることはありませんでした。
またFD65は18650×2本でも点灯可能です。画像の光がすごく黄色くなってますが、肉眼ではここまで暖色には感じませんでした(^_^;)
【総評】
直感的に操作できるわかりやすい操作法、シーンに合わせてフラットとスポットを使い分けられる利便性の高さ、また緊急時はバッテリー2本でも点灯可能だったりとなかなか便利なライトです。
サイズ的にEDCには向きませんが、幅広いシーンに対応できる優れたライトだと思います。
☆5つ